建物探訪(西御門サローネ)

先日伺った鎌倉の洋館(西御門サローネ:旧里見弴邸)についてです。
この建物は、大正末期の建築で、作家自ら設計した住まいということでした。

近所に住む知人建築家から伺っていたのですが、月曜日だけ入館できるとのことで行って来ました。

エントランスロビーから、すぐ暖炉のある応接室があり、サンルームから庭を眺められる配置でした。

家具の脚もオブジェのように存在感があります。

ロビーに戻ると、2階に上がる折り返し階段があり、

視線が奥へ奥へ誘われます。

2階は立ち入り禁止な為、振り返って階段踊り場から離れの廊下に向かうと

茶室の待ち合いスペースがありました。

隣は、炉のある茶室となっていまして

茶室に面した縁側には、薄ガラスの木製建具で屋外と仕切ってあり、微妙にゆがんだ風景を見る事を出来ました。

全体にモダンな印象を与えているデザインの象徴がこの窓です。
近代建築の巨匠アメリカ建築家:フランク・ロイド・ライトの影響が、当時、国内一般にも浸透していた証と言われているようです。

今回は寒い時期でしたが、また暖かくなったら再来したいと思います。
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