プラント建設の建築設計に20代〜30代にたづさわっていましたが、
この蒸気機関の大車輪を見たとき、自分がやりたかった原風景をみた気がしました。
大車輪の背景には、中庭越しに、レンガ積みの工場施設を再生した建物があり、
ガラスこしの風景は、ここに来たことはないはずなのに、既視感さえよぎる。

刷り込まれた自然素材の風景に、
なにか人工的にも生み出された工業製品の素材感がかさねられることで、原子レベルでは融合している物体どおしが
一定の距離感をもって対峙することで、安心感をもたらすこと?
その感覚をインダストリアルバナキュラーというのかもしれない。
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