秋の調査週間

今年も、秋の調査週間がやってきました。この時期、暑さもやわらぐ為でしょうか、いつも忙しくなります。

秋の夜長は、報告書をまとめるのに最適ですが、、、。

こちらの写真は、一般住宅の出窓下の木部です。
床下が屋外に露出しているので、白く変色している部分があります。

こちらは、別の住宅の床下ですが、同様に、木製の束材下が白く変色しています。
これらは、カビや腐朽菌による腐れ(劣化)でなく、
結露水痕や、コンクリートのカルシウム分を吸い込んで白くなっている現象で、
いわゆる腐れ(生物劣化)ではありません、、、。

一方こちらは、屋外にあらわしとなっている自転車置き場の木製柱です。
柱の下廻りにモコモコした部分が見られます。

これは、いわゆる白蟻の劣化ですが、、、色白で、乾燥に弱い白蟻は、風にあたらないよう
木の皮一枚のこし、その裏側を食害して、進んで行く傾向があります。

ところで、木造住宅の場合、写真のような足場をつくってまで調査するのは稀ですが、、、
建物の現況を可能な限り、、、
見て、さわって、皮膚感覚で状況確認することが、調査の第一歩と考えています。
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