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既存調査のススメ

先日、マンションリフォームを行った施主から、10年ぶりに連絡があり食事に行きました。

施主曰く、、、
「あと数年で定年を迎えるが、、、山と海に囲まれた場所にある庭付きの空き家(戸建ての木造)を探している。そこで将来、釣りをしながら、余生を過ごす事の出来るセカンドハウスを購入したいと思っている」との事。最近話題の2拠点生活の話です。

この施主ご家族は、現在、駅近のマンションを改修して住んでいますが、今の自宅から、約100km離れた郊外の漁村に、セカンドハウスを持つイメージがあるようでした。とりあえず、物件の目処がたった所で、事前調査として、建物を見に行くことを提案し、現地に同行する予定になっています。

木造の戸建ての場合は、マンションと異なり、購入前に、①立地(地盤)の状況や、②劣化(傷み)具合、③耐震の性能など、現況の性能を、可能な範囲で調査確認しておく必要あると考えています。これは、購入後、住む為に必要な改修費用を、ざっくりにらむ必要があるからです。

現在、数百万戸あるといわれる空き家の中で、活用可能な物件を見定めるには、先ずその住まいの現状を見て、調査し、傷みや変状の内容を把握する必要があるのではないでしょうか?
調査の結果、さまざまな情報整理をして、おおよその改修費用を把握し、予算にもめどが立った後(間取りの変更や、住み易さなど)要望を踏まえた改修設計の作業に進む手順が良いと考えています。

〈調査状況の写真例〉
photo_1_ono.jpg
1)築70年の土壁民家の外装トタンを大工職、左官職と調査している状況

Photo_2_ono.jpg
2)土壁民家の屋根裏を大工職、電工職と調査している状況

Photo_6_ono.jpg
3)既存床下の木部の傷み具合を、外壁を部分撤去をして調査している状況

Y3X6①
4−1)既存隅柱の内部に傷みがないかを、調査機器(レジストグラフ)で、穿孔調査している状況

P1290265.jpg
4−2)穿孔調査機器(レジストグラフ)

RIMG1170.jpg
5)床下の木部に含まれている水分量を調査している状況

P1020443 - バージョン 2
6)既存押入れの壁内筋交い構造を、補強工事の前に調査している状況
以上
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2019-09-13 : 建築 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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M.ONO

Author:M.ONO
小野雅之(おのまさゆき)
横浜市在住
愛知県出身
1969年生まれ
一級建築士

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