大谷町の魅力

先日、帰省中に、倉庫の資料を片付けていたら、懐かしい写真と図面を見つけました。

写真は、学生時に作った建築模型(1/100スケール)です。(大きさは、90cm×120cm×70cm位)

場所は、宇都宮市の大谷町にある大谷石の採掘現場で、幅20m×長さ200m×深さ50m切削空間の提案モデルです。

ここ大谷町は、平成元年2月地下空洞の陥没事故が起こり、、、石を採掘した地下の空洞がある町として、当時、長らく話題になった場所です。

都市のエッジ(周縁部)を再生再活するということをテーマに選んだ自分は、しばらく横浜にある湾岸倉庫の大空間の魅力を巡っていましたが、アルバイト先の設計事務所で、それを遥かに超える地下大空洞の写真にショックを受け、大谷町に行くことにしました。

宇都宮市内を、車で野宿滞在しながら、石材屋さんや地下ハム工場、宇都宮大学などに、単身取材して廻り、数ヶ月試行錯誤の上、地下空洞の空間化提案を製作したものです。

昨今、大谷町では、この地下空洞で行う地底湖クルージングが話題になり、再び注目を浴びはじめているようですが、

魅力のある場所は、多少危険が伴っても人を引きつけて止まないようです。またいずれ、再来したい場所のひとつです。
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夏の音風景
一万三千歩の小旅行

先日、あいにくの雨の中でしたが、名古屋の栄方面に行くことになり、周辺の名所を少しめぐってみました。

テレビ塔の構造物は、近くに寄ってみると、白銀色でとてもシックでして、

足元にカフェもありました。

NHKや東海TVなど放送局のある方面に行くと、

テレビ塔に劣らず、巨大な鉄骨構造の屋根がありました。

大広間の地下空間となっていて、雨の日も関係なく、人の往来がありました。

地下は、こちらのセントラルパーク地下スペースと横でつながっていました。

次は、今年6月末に、閉店した丸栄百貨店です。

耐震性の不足も閉店の一因のようですが、この壁画は、なにかの形で一部でも残してほしいものです。

少し電車で移動しまして、熱田神宮にも行きました。

熱田さんにお参りしたのは、七五三以来で、42年ぶりとなります。

神社の建物は、軒先形状に独特の趣がありますが、

雨振りですと、特に銅板一文字葺き(桧皮葺きは誤りでした)の屋根材がシットリして、光沢も感じ高貴な印象です。

境内を北から南に縦断移動し、第一鳥居を出ました。

ここから、さらに南に向かい

東海道の名所:七里の渡しにたどり着きました。

江戸時代、、、
ここから三重県の桑名まで、20キロ程、舟で移動していたということですが、この先に見える水路は、幅が狭く少し意外でした。

公園の向かいには、町屋風の建物も残っていました。

そうこうする内に、ライトアップの照明が点灯しましたので、

小旅行(約13,000歩)を中断し、帰ることにしました。