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長田染工場に訪問

長田藍染

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先日、縁あって、出雲の高瀬川沿いにある藍染めの長田染工場にお邪魔することができました。
職人の長田さん親子は、製作中にもかかわらず気さくに、いろいろお話いただきました。

藍染めは、化学染料と異なり、自然素材の染料で、一度に定着する量が限られているもので、
何度も染めることが必要であるが、その染める回数ごと、色に深みが増すとのお話であったと思います。

作業は、文様の筒引きから、染め工程まで、一品に20日間はかけるということですが、
婚礼や子息誕生などお祝いごとで用いられる一品であるが故
これから積み重ねられる時間に対峙する力強さが凝縮されるのでしょう。

10数回染めて仕上げるため、技術的には、文様の型がしっかりと生地に定着していないと
何度も染めることは難しくなるとのことで、
文様の定着のための糊には、餅米を使うことが一番確かであるとのお話もありました。
歴史と伝統のあるものは、いつも自然素材に行き着くような気がします。

また、下図の糊を、手書きでのせていくことで、
図柄に柔らかみが出てきて、味のある品に仕上がっていくというお話は、
建物の設計にもつながる部分があります。

自分たちも、建物の設計初期には、
手書きの作図と模型制作を行うようにしていますが、とても親近感を感じました。

今後、深みのある藍色の生地を見たら、気さくな長田さん親子の丹念な作業姿を思い出すことになりそうです。

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2013-05-24 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

深緑の破風

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今月、出雲大社が60年ぶりの遷宮で新しくなっています。
周辺の街並もすっかり変わってしまい、びっくりでしたが、
遷宮のイベントで、神楽や朗読会、大相撲の巡礼などで、6月9日までにぎわいがつづいているようです。

写真は、本殿の最上部です。
以前載せました流線型の桧皮葺き屋根もさることながら
破風のあざやかな深緑彩色は、本当に見事な色で、時を忘れて眺めました。
2013-05-24 : 建築 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

ライトウエル

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建物の設計をする場合、屋根にトップライトをあけることがあります。
天井裏に空間がある場合などは、
屋根面の開口サイズよりも水平天井面の開口サイズを大きくします。

そこに、天空からの自然光が入り、室内に拡散していく様を見ていますと、、、、、
幼少の年末行事で、薄暗い土間の台所のカマドで、餅米を炊いて発生した湯気が
すすけた木組みの屋根裏に立ち上っていった風景を思い出したりします。
2013-05-24 : 建築 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

二毛作

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昨年依頼は、棚田の田植えしていましたが、
今年は、もろもろの事情で参加かないませんでしたが
春先ですので地方によっては二毛作の麦畑がひろがっているところもありました。
2013-05-23 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

夏雲

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本日はあいにくの雨模様ですが、先日撮影した夏雲です。
港町とは言え、横浜は起伏に富んでおり、山谷が多く、
少し散歩の範囲を広げると、思いがけず景色のよい見晴らしスポットに遭遇することもあります。

長崎ほど坂が多いわけでありませんが、自転車でも自力で走るには厳しい坂もあり、
そんなときは、電動機能に頼ることもあります、、、。
2013-05-20 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

静物画スケッチ

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先日、40の手習いで、静物画のスケッチ講習に参加しました。

20数年ぶりで、美術の授業をうけることになり、わくわくでしたが、
建築は、プロポーションのよいものが残るというお話には自分も共感できるところあり、
2Hから、5Bまでの9種類の鉛筆を駆使して、
木材やパプリカ、ゴムボールからガラス瓶まで、様々な質感の静物を描きました。

講義は、3人の先生が巡回しながらすすみ、
用紙の裏表の判別から構図の取り方、鉛筆の使い方、影を書かず陰を面で書く、、、
など、濃淡で表現するスケッチのポイントをご指導いただきました。

CADも設計ツールとして有効ですが、手書きの感覚は大切にしたいと思います。
2013-05-15 : 建築 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

夏の日差し

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いよいよ、気温も上昇し、夏の様相になってきました。
小学生の頃から、河童のようにプール漬けであったので
暑くなると、水中での生活が恋しくなります。
きらきらとした木陰の木漏れ日に、水中から見る水面の輝きを思い出しました!
2013-05-14 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

立夏

写真

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こよみの上では、立夏。
春分と夏至の中間日で、気温の上昇がはじまり、朝5時前には、夜が明けます。
今朝、うぐいすの鳴き声を一声だけ聴きましたが、
近所の動物(ネコやつばめたち)も活発な様子に見えてきます。
といってるうちに、雷音までヒビキはじめました。。。
2013-05-06 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

里山の風景

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朝晩少し肌寒く、もやがかった様相の房総の里山風景です。
新緑の小高い山を背に、
田植えの終わった田んぼと、これからの田んぼが入り交じっていますが、
子育てに忙しいつばめが数羽飛び交っていました。




2013-05-04 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

つつじ

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つつじの綺麗な季節になりました。
ピリッと少し肌寒くも、さわやかな5月の風が気持ちよい朝です。
今日から4連休ですが、自分にとっては、貴重な仕込みの時間ですので、
ひと片付けし、掃除もして、規則正しく、有意義にスゴサナケレバなりません。
2013-05-03 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

M.ONO

Author:M.ONO
小野雅之(おのまさゆき)
横浜市在住
愛知県岡崎市出身
1969年生まれ
一級建築士、一級建築施工管理技士

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